私 が勝手に選んだ「駆除してほしい雑草」を植相写真付きで指名手配します。

 

 繁殖力が強く、見つけ次第取り除かないと手が付けられなくなる雑草達です。見つけ次第駆除してください。

                          ひげおやじ

 

  ※Excelで作った「高校物理シミュレーション」が158本。興味がある人は ここ からどうぞ!


手配写真

    1.やぶがらし

    2.ながみひなげし

    3.カラス野えんどう

    4.どくだみ

    5.威張るなよ!コニシキソウ!

    6.その他 (おったちカタバミ、あかカタバミ、つぼみオオバコ、アメリカフウロ)


 1.やぶがらし

 ブドウ科ヤブガラシ属の一種。

 つる植物で、アルカスだけでなく日本ではよく見かける雑草である。

 別名ビンボウカズラ(貧乏葛)とも呼ばているがこれは、藪を覆って枯らしてしまうほど生育が旺盛で、庭の手入れどころではない貧乏な人の住処に生い茂る、あるいはこの植物に絡まれた家屋が貧相に見える、またはこの植物が茂ったことが原因で貧乏になってしまう、などの意味からきている。

 真夏になるとブドウのように生い茂り、花を咲かすがあまりきれいとは思わない。

 これを見てアルカスが「貧乏」と思われるのも困るが、他の植木を覆い弱らせるので見つけ次第駆除しているが、地中の根茎で拡散していくので駆除が難しくとても追いつかない状況である。せいぜい芽を見たら抜き取る程度しかできていないのが現状である。


 2.ながみひなげし(長実雛芥子、長実雛罌粟) 

 ケシ科の一年草で地中海沿岸の原産の準特定外来種。

 根と葉からは周辺の植物の生育を強く阻害する成分を含んだ物質が生み出され他の植物の生育を妨げる(アレロパシー)ため、特定外来生物に指定されている植物に匹敵するか、これらを上回る高いリスクがあると考えられているが、現在特定外来生物などにはいまだ指定されていない。(もう遅い!)

梅雨時に非常に小さな種子を大量に成し爆発的な拡散が続いている。

秋に発芽してロゼット状態(平らに地面にへばり付く状態)で越冬する。

日本では1961年東京都世田谷区で初めて確認されて以降瞬く間に広がり、現在は帰化植物として日本全国に自生している。輸入穀物などに紛れて渡来したと推測される。

 2017年には埼玉県の新座市や飯能市のように住民に対してナガミヒナゲシの危険性を周知するとともに駆除の協力を呼びかける自治体も現れているが、我が市は何も手を打っていないようである。(4月、南側市営住宅跡地に群生していたナガミヒナゲシの駆除を依頼し除去してもらったが、その際地域単位で動き出すよう要請もしたが動きなし。)

最近複数の民放TVでも取り上げられたからか、近隣マンションでも駆除し始めたようです。

ここ1,2年ヤオコー付近での増殖は著しく、今では緑道はもちろん、マンション内でも東側から西側に広がっていき今年は集会室付近にまで広がっている。南側の市営住宅跡地にも侵入し市に駆除してもらったりはしているが敷地内への侵入は止まらず見つけ次第手で駆除しているが追いつかない状況である。

 道路沿いにできた種子が雨で濡れた車のタイヤや靴底に付着することによて運ばれ、分布を拡大していると推測されている。

 5月ごろにはほとんどの株が結実を終え枯死しいるためなかなか減らない。また除草機により種子を周囲に撒き散らすなどするので、結実前の4月中に駆除しておかないと翌春になると前年より増えていくことが多い。

ナガミヒナゲシの蔓延を防ぐには花が咲く前のロゼット状態の時期に駆除することが効果的である。

 ひとつの芥子坊主から1000~2000の種子(ケシ粒)をばら撒いてしまうために爆発的に繁殖し、地場の他の草花を駆逐してしまう可能性がある。そのため、園芸花として楽しむには花が終わり次第摘み取る(摘花)等の種子拡散を防ぐ注意が必要である。

 


 3.カラス野えんどう(烏野豌豆) 別名ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)

  カラスノエンドウ(烏野豌豆)という名が一般には定着しているソラマメ属の越年草。

本州から四国・九州・沖縄の路傍や堤防などのいたるところにごく普通に生育している。

 秋に発芽し、春になると高さ60 - 150cmに達する。茎には巻きひげがあり、近くのものに絡みつくこともあるが大体は直立する。

 花期は3 - 6月でエンドウに似た小型の紅紫色の花を付ける。豆果は熟すると黒くなって晴天の日にサヤがはじけ、種子を激しく弾き飛ばす。そのため、あっと言う間に広がっていく。

 若芽や若い豆果は食用(天ぷらなど)にすることができるし、熟した豆も炒って食用にできる。

 また、未熟な果実の両端を切り落し、草笛にすることができる。

 近縁の仲間には、スズメノエンドウ 、カスマグサ  などがあり混同しがちだが、カラスノエンドウは大きくて少数の花をつけ、スズメノエンドウはごく小さな花を房状に多数つけ、葉も細い。カスマグサは小型の花を少数つける。

 10年位前アルカスマンションの敷地内ではほとんどなかったが、ここ数年のうちに全体に広がってしまったようである。見つけ次第結実する前に除去した方が良い。


 4.カタバミ2種(オッタチカタバミ、アカカタバミ)

 

カタバミ科カタバミ属の多年草。

オッタチカタバミ(おっ立ち片喰)

 北アメリカ原産。日本では1965年に京都府で見つかり、現在では各地に分布する帰化植物である。

 カタバミの茎が地表を這うのに対し、地下茎は水平に伸びるものの、そこから地上茎が縦に立つため、この和名がある。鮮やかな黄色の五弁全体に白い毛が多く、果実の柄が斜めに下がる。黄色い花をつける。

 

 果実は円柱状で先がとがり、真っ直ぐに上を向いてつく。成熟時には動物などが触れると、自ら赤い種子を勢いよく弾き出す。最大1m程度までの周囲に飛ばすことができることも繁殖に有利となっている。

 アルカス敷地内だけでなく近隣一帯に多く見られる。除草はしやすが、取っても取っても生えてきて完全除去は無理。

アカカタバミ(赤片喰)

 日本各地の道端などの乾燥した場所に生える。茎はよく枝分かれし、下部は地面をはい、上部は立ち上がる。

 

 葉は小赤葉で紫色を帯びる。葉の脇から散形花序を出し、径8mmぐらいの黄色の花をつける。中心部が赤くなることが多い。

  アルカス敷地内だけでなく近隣一帯に多く見られる。オッタチカタバミより除草は難しく、取っても取っても生えてきて完全除去は無理。


 5.威張るなよ!コニシキソウ!    9/7

 

 緑道のコニシキソウが今年は大威張りです。今までコニシキソウはイチョウ通り寄りと中央付近で少し見られた程度でしたが、今年は中央から公園寄りの付近で異常に繁茂しています。

 コニシキソウは地面にへばり付いていて普段は余り気にならないのですが、クラピアが根付いて背の高い雑草が減ったため余計に目立つようになったのでしょう。

 コニシキソウを指名手配に加えます

 コニシキソウの葉は中心の1本の根を中心に広がっています。抜き取るときはむやみに葉先をむしり取るのではなく、手で撫でながら葉を裏返すと中心の根元が見えるのでそこを持って引き抜きます。広がった葉ごと一気に抜けます。葉先をむしり取るだけではまた広がってしまいます。

コニシキソウ(小錦草) 

 トウダイグサ科ニシキソウ属。北アメリカ原産の一年草の帰化植物。

 明治中期に渡来し、畑や路傍、荒れ地に生育している。

 葉は対生し長さ0.7〜1cmの長楕円形で、表面の暗紫色の斑紋がよく目立つ。

 茎は地面をはって広がり、長さ10〜20cmになる。また、茎から根を出すので、畑や庭では嫌われる雑草である。

 花期は6〜9月。

 傷つけると乳液を出す。

 和名は小錦草であり、よく似ているニシキソウに比べて小さいことを意味している。ニシキソウとは、葉に明瞭な斑紋があること、植物体に毛が多いことで区別できる。

 アルカスマンションでは緑道中央~東側に多くみられる。


 6・その他(駆除コントロールが必要な雑草)

 

 すごく害を及ぼすまではいかなくとも繁殖力が強く制御しなければならないと私ひげおやじが感じている雑草です。

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オッタチカタバミ

(おっ立ち片喰)

カタバミ科カタバミ属の多年草。

 北アメリカ原産の外来種。カタバミの茎が地表を這うのに対し、地下茎は水平に伸びるものの、そこから地上茎が縦に立つため、この和名がある。

 葉や花はカタバミに似ており、鮮やかな黄色の五弁全体に白い毛が多く、果実の柄が斜めに下がる。

  黄色い花をつける。 

 アルカス敷地内だけでなく近隣一帯に多く見られる。除草はしやすが、取っても取っても生えてきて完全除去は無理

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アカカタバミ(赤片喰)

 

 カタバミ科カタバミ属の多年草。 カタバミの1品種。

 日本各地の道端などの乾燥した場所に生える。茎はよく枝分かれし、下部は地面をはい、上部は立ち上がる。

 葉は小葉で赤紫色を帯びる。葉の脇から散形花序を出し、径8mmぐらいの黄色の花をつける。中心部が赤くなることが多い。

 果実はさく果、長さ約2cmの円柱形で熟すと多数の種子をはじきとばす。種子は淡褐色、長さ約1.5mmの広卵形で、表面に横みぞが7本ある。

 花期は5〜9月 

 葉が緑色のものはカタバミ、また中間の色合いのものをウスアカカタバミという。

葉の表面や茎にも毛が多いものをケカタバミという。

 オッタチカタバミ同様アルカス敷地内どこにもあり、駆除に苦労する雑草である

 

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  ツボミオオバコ(蕾大葉子)

 

 オオバコ科オオバコ属の一年生植物。

 空き地などに生える雑草。

 オオバコにやや似ており、和名は花が蕾のままのように見えることからきている。別名タチオオバコともいう。

花期は5~8月。高さ10~30 cm ほど。

全体が白い毛に覆われてふわふわしている。

葉は根生葉のみで、倒披針形

 北アメリカ原産で、日本では帰化植物

  最近関東地方以西の道ばたや荒れ地などに群生しているのを見かけ、広く帰化している。

  アルカスマンションでは集会室周りや緑道に多くあり、特にここ2~3年増加傾向にあり繁殖スピードが速いので要注意植物と感じている。

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  アメリカフウロ(亜米利加風露)

 

 フウロソウ科フウロソウ属の雑草。

 北アメリカ原産の帰化植物。現在は全国の道ばたなどによく見かける。

 一年草で、茎はやや倒れながら伸びる。葉は大きく3~5裂し、それぞれの裂片はさらに分かれている。花は薄い紫で小さく、茎の先端に散房状につくが、小さくて目立たない。

 実は「現の証拠」(ゲンノショウコ)に似ており、パッと見、間違えることがある。

 近年アルカスマンション付近にも沢山生えており、年々増傾向にあると実感している。除草は簡単な植物である。

 時に大藪(上写真は市営住宅南側)となり邪魔になる事がある。繁殖力は結構強いようなので拡散を防ぐには、花期の終わる4月中の除去が必要である。

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