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●修繕費
247円/㎡・月 5/21(2019)掲載
新聞記事でマンションの「長期修繕積立」の記事が載っていました。均等方式で268円/㎡・月だそうです。
時折「アルカスは他のマンションより管理費用が高い」という会話を耳にする事が有りますが単純比較は間違っています。ここで言う「管理費用」とは運営管理費用と長期修繕積立金を併せた「月々払っている合計金額のことす。
マンションの多くは販売時に売り易くするためにこの修繕積立金の額を極端に低く設定してあります。そのため年々増える修繕に対応するためには修繕費を値上げし続けていかなくてはなりません。(スライド方式)
当マンションでも販売された昭和61年にはこの修繕積立金の1㎡当たりの額を13.7円/㎡・月に設定されていました。これは現在の 1/18 というめちゃめちゃな額ですよね~。
記憶が定かでなくいつ頃かは明確ではありませんが、このまま放置できないという事で当マンションのO氏を中心に「長期修繕委員会」が設立され、外部の力を借りながら30~40年位先まで見通した「長期修繕計画」の検討がなされたました。その結果は13期頃の総会で可決され現在に至っているのではないかと思います。(私のいい加減な記憶なので正確ではないかもしれませんが。)
それ以後現在まで修繕積立金の改定はなく、247円/㎡・月のまま据え置かれています。
近隣も含め多くのマンションが現在もスライド式の様ですが、スライド式でやっていたら修繕もままならず今頃当マンションは立ち行かなくなっていたかもしれません。比較的早い時期に(均等方式)に移行していたので年寄り世帯にとっては大変助かっています。O氏やA氏のおかげです。感謝しています。 ちなみに、管理費は昭和61年以降変更されていません。
詳しくは、当マンションの管理費・修繕費の算出基準(要1stPw) ただただ感謝している ひげおやじ
●管理費
Webで調べている中で興味を引いた記事があったので要約し掲載してみました。 出典: https://diamond.jp/articles/-/82227?page=3
管理費単価は、総戸数が50戸未満で221円、200戸未満で179円、600戸以上は207円で、100戸以上200戸未満が最も低いそうです。
マンションの管理費は、管理人のコスト、エレベーターの点検・整備、エントランスや廊下をはじめ共用部分の清掃などにかかる費用で、それを居住者の専有面積割でしたものが各戸の管理費です。そのため、総戸数が少ないと管理費単価は高くなり、共用部分が広すぎても、華美過ぎても負担が重くなります。
エレベーターを例にとって考えると、台数が増えると便利にはなるが、そのぶんコストが増えます。このバランスが取れた水準は、戸数70戸に対してエレベーター1台がおおよその目安と言われているそうです。そう考えると、35戸のマンションではエレベーターは2倍の負担になり、総戸数100戸ではエレベーター1台では不便だが2台あると割高になります。こうして結果的に、総戸数が100~200戸のマンションでエレベーター2~3台あたりが、おさまりどころがよくなるとのことです。
その意味で67戸/1台は丁度よい数値です。また当マンションの管理費の数値(要1stPw)が相場179円/㎡・月より低いのはすばらしい事です。
この低額管理費によって6年前頃には管理費不足の深刻度が増してきました。そのため理事会では収入のつけ替えや各種契約の見直しなどを検討し現在どうにか乗り切れている状況ですが、消費税10%を迎えるに当たり決して楽観できる状況ではありません。さらなる検討と工夫が必要だと思います。 2019.5.21記