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空間放射線量
用事で市役所に行く機会が有ったのでついでに3階の環境課で放射線測定器を借りてきました。(ガンマ線測定器)
HPに書いてあるような面倒くささは無く簡単に借りられました。
早速ヨーカ堂東側の街路樹の集団枯れの場所を中心に近隣の気になっている場所の放射線量を測定して見ました。
●は屋外の測定場所 ●は屋内の測定場所で、横の数字が放射線測定値(µSv/h 1時間当たりのマイクロシーベルト)です。
ちなみに放射線の被ばく上限値は一般人の場合年間1ミリシーベルト=1000µSv/年となっているので、単純計算すると0.1142 µSv/hの強さの放射線を1年間浴び続けると1年で1ミリシーベルトの上限値になることになります。今回の測定値は屋内外ともこの半分程度で全てOKでした。
計算根拠 0.1142 (µSv/h)✕24✕365≒1000 (µSv/年)
コンクリートの建物内は宇宙線からの被ばく量が少なくなる半面、コンクリート内の花崗岩などから出る放射線が多いので逆に全体の放射線量は多くなっています。でも健康被害が出るレベルではないので心配無用です。それより宇宙船や飛行機などの高高度地点であびる放射線の方が多いようです。
<参考>東大和市の除染基準
東大和市の基準として毎時0.24マイクロシーベルト(μSv/h)と書いてあり、その計算根拠も書いてあります。
これは「測定値がこの値を超える場所では除染措置を取る」と言う意味の「市が汚染源を除去する目安値」なので、測定値がこの半分の0.120μSv/hだからOKと言う意味ではありません。あくまでも測定値が0.1142 µSv/hの強さの放射線が安全基準と考えた方が良いと思います。
他市(羽村市)では大気空間放射線量基準値の計算方法についてで 毎時0.23マイクロシーベルト(μSv/h)としていますが計算根拠は同じです。
市内の放射線量 130回
0.040~0.069 µSV/h
被ばく線量が健康に及ぼす影響 ちょっと詳しく放射線 より
健康影響を起こす被ばく線量の目安
受けた放射線が少量の場合は、遺伝子(DNA)が持つ修復機能で回復しますが、一度に多量の放射線を受けると
いろいろな症状が現れます。
例えば、被ばく線量が500ミリシーベルトを超えると白血球の減少が見られ、1,000ミリシーベルト以上になると自覚症状が現れます。そして、4,000ミリシーベルトを全身に浴びると、被ばくした半数の人たちが骨髄障害で死亡します。
線量によって重症度は変わりますが、がんや遺伝的影響(確率的影響※)は、線量を下げても発生する可能性が
ゼロになることはありません。しかし、がんに関しては、100ミリシーベルト以下では、自然に発生するがんと区別できないといわれています。
そこで、できるだけ被ばく線量を下げるために、職業として放射線を扱う人は1年間で50ミリシーベルト以下、5年間で100ミリシーベルト以下、一般の人は1年間で1ミリシーベルト以下と線量限度が法律で定められています。
しかし、1回のレントゲンやCTで1ミリシーベルトを超えてしまいますが普通年間100回もやる人はいないでしょう。